混合診療に反対表明
−県医師会 政府推進会議を批判−
県医師会は九日、県庁で会見し、政府の規制改革・民間開放推進会議が求めている混合診療の解禁に反対を表明した。
混合診療とは保険診療と保険外診療を併用することをいい、
現行制度では一部でも保険外診療を受けるとすべての診療で保険が利かなくなる。
会見で県医師会は「混合診療は『命の不平等』を生み出す」とし、
梅田俊彦会長は「推進会議に国民や医療界の代表がおらず、とんちんかんな発言が出ている」と強く批判。
倉西副会長は「保険外の新技術や新薬であっても速やかに効果や安全性を確かめ、保険診療とすべきである」と述べた。
北國新聞 平成16年12月10日日号