県立音楽堂で嬉しい悲鳴−補聴援助システム−
県立音楽堂で嬉しい悲鳴
−補聴援助システム−


北國新聞に以下の記事が掲載されました(平成14年2月)
この記事の反響もあってか県立音楽堂でのシステム貸し出し者が急増
補聴援助システム担当者はてんてこ舞いです
このシステムは一般の方で少ししか不自由を感じていないひとでも有効です
聞こえの十分でない方は、是非お試しになってはいかがでしょうか


「美しい音色楽しんで」

 
金沢市の県立音楽堂が導入した「補聴援助システム」によるイヤホンの無料貸し出しが、開館以来三か月たっても利用者ゼロとなっている。聴覚の低下した高齢者や補聴器利用者のために県内の主要公共施設で初めて導入され、イヤホンと付属装置一式で一台五万円前後するシステムだけに、同音楽堂では積極的な利用を呼び掛けている。 

 
補聴援助システムは、同時通訳装置のイヤホンや赤外線送信装置を活用し、装置はコンサートホール、邦楽ホールに各百個用意された。特定の席に限らず、会場のどこでも利用できるのが特徴で、能や狂言のせりふ、長唄やオペラの歌詞などを、よりはっきり聴くことができる。県医師会の小森貴理事によると、システムの導入は県内で初めてという

同音楽堂では視覚障害者用の音声誘導装置も用意されており、天井の赤外線センサーの反応で、トイレなどを音声で誘導する。この装置も二十個を用意しているが、これまで貸し出しは数回にとどまっているという。

担当の県音楽文化振興事業団の浅田隆管理課長は「利用者が少ないのは、システムのPR不足があるかもしれない。さらに、音声誘導システムについては自分にあった装置がいるという事情もある」として、積極的な利用を呼び掛けることにしている。


戻る 難聴と補聴器のトップへ トップへ