―子どもの人見知り―
汗ばむほどの暖かい陽射しが
夏の近いことを感じさせるこの頃です。
ゴールデンウィークには子どもさんと一緒に
お出かけになりましたか。
先日、乳幼児精神発達の専門家の方から
興味あるお話を伺いました。
最近”人見知り”をする子どもが
減ってきているというのです。
”人見知り”があんまりひどいと、お母様も困りますよね。
お家に遊びにきたお友達はもちろん、
親戚の叔母ちゃんにも泣き喚いて、
抱っこされるなんてとんでもない。
”人見知り”しない他所の家の子どもが
つい羨ましく思ってしまったりします。
でも”人見知りは”子どもの精神発育上とても大切な現象です。
”人見知り”の強い子どもは、大きくなったときに
”思いやり”の深いひとになるともいわれています。
お家のお子さんが”人見知り”がひどくても、
それはお母さんをそれだけ強く求めていることでもあるのですよ。
子どもはお母さんの瞳の中にある暖かさをみつめて育ちます。
微笑んで、いっぱい抱きしめてあげてください。
平成10年5月 北国新聞「健康ノート」