舳倉島についての本の紹介
舳倉島について書いた書物は
必ずしも多くありません。
むしろ少ないというべきでしょう。
ここでは、私が読んでみて
いいなーと思った
3冊の本を紹介します。
「海女の島・舳倉島」
イタリアの人類学者フォスコ・マライーニが
記録映画の撮影のため
昭和30年代に仲間4人と島を訪れた。
日本と日本人に深い関心をよせる筆者が
島の人々と触れ合ううちに
あるがままの生活のなかに人間の尊厳を見出す
感動的な紀行
「土地の人たちは、ネプチューンの息子たちや、
オデュッセウスの仲間や侍女たちなのだ!」
フォスコ・マライーニ著
牧野文子訳
未来社刊
1964年
(1989年に未来社から再刊)
「能登 舳倉の海びと」
北国新聞に昭和60年1月から61年6月まで
通算141回にわたり連載された
シリーズ企画をまとめたもの。
島の人々の生活や歴史、
考古学や民俗学的な考察まで
舳倉島を知りたい人には欠かせない絶好の書。
インタビューに答える人や写真に
患者さんがいて、嬉しい!
北国新聞社編集局編
北国出版社刊
1986年
(絶版中)
「舳倉島・七ツ島 −孤島の自然を探ねて−」
舳倉島・七ツ島自然科学調査団
(川島弘団長・金沢大学理学部長)総勢20人が、
動物班、地質班、植物班にわかれて、
総合的に調査、研究した学術書。
調査時期は昭和35年と古いが、
それだけに貴重な資料が満載。
舳倉島の生い立ちを地質学的な観点からも述べている。
科学的に島を知りたい人に格好の書。
金沢大学・北国新聞社自然科学調査団編
北国新聞社刊
1961年
(絶版中)